チワワってどんな犬？【チワワの特徴まとめ】

チワワの特徴

頭

丸みがあるアップルドーム型。

耳

ピンと立ち、やや反っている。

目

丸くてパッチリとしている。両目の間隔はやや離れている。目の色は明るめの色、暗色、ルビー色と様々。

口

上下がぴったりと噛み合っているレベルバイトと、上の歯がやや前に出て噛み合っているシザーズバイトの2種類。

鼻

小さくほんの少しとがっているのが特徴。鼻筋は真っ直ぐ。

足

か弱そうに見えるが、丈夫な筋肉がついているのが特徴。しかし、骨は弱く脱臼や骨折に注意が必要。

ボディ

背中は真っ直ぐで短め。お尻部分がやや円を描くアーチ形。お腹は引き締まっている。胸は豊かに発達している。

尻尾

上に上がっているのが特徴。

サイズ感

理想体重は1,5キロ〜3キロ。
体長は15〜23㎝が標準的。
小型犬の中で最も小さい、超小型犬と言われる部類。
小さいからといって、虚弱体質ではない。

チワワの毛質

ロングコート

従順、甘えん坊な性格が多いようです。長く柔らかい毛質で少しウェーブしています。また、耳毛がふわふわっとしているのが特徴です。

スムースコート

賢い、頑固な性格が多いようです。短い光沢のある毛質。首の毛は粗く、ボディがつるんとしているのが特徴です。

日本では、ロングコートチワワが圧倒的に人気となっています。

チワワの色（カラーバリエーション）

チワワのカラーバリエーションは豊富です。

マール以外のすべてのカラーの組み合わせが認められています。

チワワの基本カラー

• ブラック
• ホワイト
• クリーム
• チョコレート
• ブルー
• レッド
• レモン
• フォーン
• タンカラー

また、柄によっての色々な呼び方があります。

• パーティカラー・・・基本の毛色プラス1色
• トライカラー・・・3色以上
• スポット・・・斑点がある
• ブリンドル・・・複数の毛色でまだら
• タンマーキング・・・両目の上に眉のようにタンカラーがある

チワワのカラー人気トップ3

1位：ブラックタン

2位：クリーム

3位：ブラックタンホワイト

チワワの体型

ドワーフ（ドアーフ）タイプ

ずんぐりむっくりで足が短く、コピータイプとも言われています。

ハイオンタイプ

スリムで足が長く、首もスッとしています。バンビタイプ、シカタイプとも言われています。

スクエアタイプ

また、ドワーフタイプでもなく、ハイオンタイプとも言えないちょうど中間くらいのタイプはスクエアタイプと呼ばれています。

チワワの年齢について

チワワの寿命は12年から20年くらいと言われています。

下記がチワワと人の年齢比較表です。
参考にしてみてください。

チワワ	人
50日	1歳
2ヶ月	3歳
6ヶ月	9歳
1才	10歳
2才	23歳
4才	32歳
6才	40歳
8才	48歳
10才	56歳
12才	64歳
14才	72歳
16才	80歳

チワワの弱点

チワワは、犬の中でも気温の変化にとても弱いです。
つまり、夏も弱いし冬も弱いということが言えますね。

夏はクーラーやクールカーペット、冬は暖房やホットカーペット等でチワワにとって快適な環境にしてあげることが大切です。

空調メインで気温をコントロールする場合、湿度が下がってしまいます。

特に冬場は湿度にも気をつけましょう。

チワワのなりやすい病気

下記がチワワがなりやすいとされる病気です。

• 斜視
• 水頭症
• 泉門
• 膝蓋骨脱臼（パテラ）
• 気管虚脱
• 低血糖症

斜視

斜視（しゃし）とは、片目は真っ直ぐ向いていても、もう片方の目は外側や内側方向を向いていたり別方向を見ている状態のことを言います。

筋肉の異常や遺伝的要因が大きいようです。

水頭症

水頭症（すいとうしょう）とは、端的に言うと脳の圧迫により色々な症状が出る病気です。チワワの約3.3%がかかる病気とも言われており、命の危険にも関わります。

普段より、頭の大きさに違和感を感じることがあればすぐに動物病院を受診した方が良いでしょう。

水頭症の症状で代表的なものは下記の通りです。

• 攻撃的になる
• 動きがスローになる
• 痙攣を起こす

泉門開存

泉門開存（せんもんかいぞん）というのは、頭蓋骨の癒合不全のことで、別名「ペコ」とも呼ばれています。チワワの頭の中央には泉門と呼ばれる部分があります。その部分が閉じきらず、開いている状態を泉門開存と言います。

子犬チワワの場合は泉門が開いているのは、むしろ当たり前ぐらいに考えられていて、欠点や病気というふうに診断されません。

通常、成長と共に徐々に閉じていきます。また、泉門が完全に閉じきらなくても小さな穴だと健康に問題はないとされています。

しかし、泉門が大きく開いている場合は下記のようなリスクがあります。

• 虚弱体質
• ストレスに弱い
• 水頭症の原因

膝蓋骨脱臼（パテラ）

膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）とは、膝蓋骨（膝のお皿）が外れる状態を意味し、別名「パテラ」とも呼ばれています。

愛犬チワワが足を引きずっていたり、曲げにくそうにしていたら要注意です。

チワワが下記の項目に当てはまっていると膝蓋骨脱臼のリスクが高まるので注意しましょう。

• 体重が3キロ以上ある
• カーペットやマットではなく、フローリングなどの滑りやすい床の上で遊ばせている
• 必要以上に運動させている

気管虚脱

日常的な喉の圧迫など原因で起こる病気が気管虚脱（きかんきょだつ）です。気管虚脱は、通常丸いはずの気管が変形してしまうことによって呼吸が苦しくなってしまいます。

• 吠えすぎ
• 太り過ぎ
• リード&首輪などによる首への過度な圧迫

これらが主な原因とされていますが、はっきりとした原因は謎の部分が多いようです。

明らかに呼吸が苦しそうだったり、泣き声に違和感を感じたらすぐに動物病院を受診したようが良いでしょう。

気管虚脱の予防策として

• リード&首輪ではなくハーネスへ変える
• 興奮させすぎないよう配慮する

これらが有効です。

低血糖症

特に生後間もない子犬チワワに注意が必要な病気です。

低血糖症についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

チワワの性格

チワワによくみられる性格として

• 警戒心が強い
• 臆病
• 勇敢
• 飼い主に対して従順
• 甘えん坊
• ヤキモチ妬き
• 適応能力が高い
• 機敏で運動能力が高い

などがあげられます。

もちろんチワワそれぞれによって性格は様々ですが、運動能力が高く、臆病な性格の子が比較的多い傾向にあるようです。

チワワの飼いやすさ

チワワは

• 物覚えが良い
• しつけがしやすい
• 犬を飼ったことのない初心者の方にもおすすめできる

と言われています。

ただし、可愛いからといって甘やかしすぎると、要求の多い自分勝手なワンちゃんになってしまう面もあります。

• 色々なところに連れて行きたい
• お手入れが割と楽な犬種が良い
• 小さくて軽々と抱っこできる犬が良い
• 散歩の距離が比較的短めでも良いとされている犬が良い

そんな方にチワワはぴったりと言えるでしょう。

オスとメスはどっちが飼いやすい？

オスはメスに比べて縄張り意識が高い傾向にあるようです。

とは言っても、しつけが問題になるケースは特にないので、どちらが飼いにくいとも言えないでしょう。

チワワの原産国

原産国はメキシコと言われています。

（その他、中国やヨーロッパが原産だという説もあるようです。）

まず、アメリカで人気が出て、その後日本にもチワワブームが到来しました。

チワワの歴史

こちらも明確ではないですが、下記が有力な説と言われています。

中南米に生息していた「テチチ」と言われる小型犬が祖先。

テチチはスムースタイプのチワワに近い犬だったようです。

10世紀頃、メキシコでトルテカ族の人々が飼っていました。

「チワワ」という犬種名はチワワ州（メキシコ最大の州）が由来だそうです。

チワワの価格帯

20万円〜30万円が相場です。

しかし、場所によって10万そこそこで売られていたり、50万近くしたりと、大きく値段が変わります。

どこでそんなに差が出るの？？

と思いますが、

金額に差が出るポイントは下記の通りです。

• 月齢
• 性別
• カラー
• 病気の有無
• 毛質
• 体型
• 顔

月齢

「子犬の頃からチワワを飼いたい！」と思う人が多いため、子犬チワワは人気があります。生後2ヶ月〜3ヶ月頃が最も高い傾向にあるようです。

性別

どちらかといえば、オスよりメスの方が人気が高いです。トイレのしつけが楽かも？メスの方がおとなしい性格？と思ってメスを選ぶ人が多いようです。

また各ブリーダーさんが、メスは子供が産めるという理由でメスは手元に残すというのも理由のひとつです。

よってメスの価値が高まり、自然とメスの方が価格が高くなりやすいです。

カラー

人気のカラーは、需要が高いので価格差が出る理由となります。

ただし、各ブリーダーさんも人気のカラーを狙って繁殖させていることなので一概に人気カラーは高いとも言い切れないようです。

売り手の在庫状況によっても差が出る要因となります。

病気の有無

当然、先天性の病気などがあれば価格は安くなる傾向にあります。

チワワを引き取る際には病気の有無は十分チェックしておきましょう。

毛質

スムースコートより、ロングコートの方が人気があるようです。

体型

ハイオンタイプより、ドアーフタイプ（ずんぐりむっくり）のチワワの方が人気があるようです。

顔（容姿）

一言にチワワといっても、それぞれ見た目に違いがありますよね。

人それぞれカワイイと思う基準に違いはあるものの、見た目で人気の差はどうしてもあるようです。

キツネ顔のチワワとタヌキ顔のチワワとで好みが分かれるようです。

チワワの特徴まとめ