はじめん、子犬チワワがもうすぐお家にくるんだよね?
めちゃ楽しみだね!
うんうん、あと1週間後にお家にやってくるよ!
ワクワク!
そういえば、はじめんに低血糖症の話って言ったっけ?
子犬の低血糖症って知ってる?
はい!聞いてないです!!
子犬の低血糖症?
知らないです!!
自信満々だし、敬語だし、どゆこと・・・?笑
じゃあ低血糖症の話するね。
大事なことだからちゃんと覚えておいた方がいいよ!
子犬の低血糖症は最悪の場合、命の危険につながる恐れがあります。
実際、飼育環境が変わったストレスが引き金となり、低血糖症になっているケースが少なくありません。
「様子がおかしくなったら動物病院に行けば良いんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
病院が閉まっている夜間等に大事なワンちゃんがぐったりとしていたらとても心配になりますよね。
低血糖についての正しい知識があれば、大切なワンちゃんをしっかりと守ることができます。
低血糖症の原因
子犬の場合、原因は下記が考えられます。
- 長時間ごはんを食べていない
- 寒さなどのストレス
- 寄生虫
- ウイルス性の腸疾患
- 先天性の腸疾患
生後3ヶ月までの子犬は、血糖値を一定に保つことが得意ではないです。
脳の細胞は、ブドウ糖以外の栄養分を使うことができません。
[memo title=”MEMO”]成犬の場合は、膵臓(すいぞう)の腫瘍、副腎皮質機能低下症、敗血症などが低血糖の原因と考えられています。[/memo]
低血糖症の症状
- 声かけをしても反応が少ない
- じっとして、ぼんやりとしている
- 体がひんやりしている
- 体がフラフラ揺れる
- 首を後ろに曲げ、体が突っ張る
- どこかぎくしゃくした動きをしている
- 食欲がない
といった症状が見られます。
重症の場合、意識がなくなり、ぐったりと横たわって痙攣(けいれん)が起こり、最悪の場合命にかかわります。
低血糖症って子犬がなりやすい病気で命の危険まであるってこと!?
そうなんだよ。
そのことを知らない飼い主さんも多いんだよね。
低血糖症の治療
低血糖症かも?と思ったら、すぐに動物病院を受診しましょう。
獣医さんは処置として、
- 意識がある場合は口からブドウ糖を投与
- 意識がない場合はブドウ糖の静脈内注射や、ステロイド剤注射
このような治療をしてくれます。
症状はいつからか?どんな様子だったかを獣医さんに説明しましょう。
あの・・・。
夜中とかだとさ、病院行けないよね?
もしそんな時に低血糖症になったらヤバくないですか。。
はじめん、いいところに気がついたね。
もし、夜間などの理由ですぐに病院へいけない場合は応急処置をします。
「え…私が!?」
と思うかもしれませんが、一旦落ち着いて。
まずはいつものフード、お気に入りの食べ物を与えて症状が良くなるか様子を見ます。
症状が良くならない場合、即効性のあるブドウ糖を与えるのがおすすめです。
ご自宅にない場合、
- 糖分を含むスポーツ飲料
- ガムシロップ
- 砂糖水
これらでもOKです。
糖分を少量ずつ舌につけて、ムリに流し込まないことが大切です。
糖分は舌の上や歯茎から吸収できます。
同時に湯たんぽやホットマット、毛布などで体を温めると良いでしょう。
[alert title=”注意”]応急処置をして、仮に症状が良くなったとしても必ず病院を受診しましょう。[/alert]
低血糖症の予防
そもそも低血糖症にならないようにするには、何に気をつければ良いの?
はじめん、またまたいいところに気がついたね。
与えるごはんの量はそのままで、与える回数を細かく分けます。
1日に3〜4回が良いでしょう。
理由は、食事の間隔が長いと、糖分が不十分な状態になってしまうからです。
また、下記の状態の時には注意が必要です。
- たくさん遊びすぎた
- 体がぬれてそのままの状態が長く続いた
- 食べた後に吐いてしまった
食べた後に吐いてしまうというケースの場合、
ごはんを与える回数を細かく分けたり、
早食い防止用フードボウルにごはんを入れる
などの対策がおすすめです。
まとめ
- 低血糖症と思われる症状が出たらすぐに動物病院を受診する。
- すぐ病院へ行けない場合は応急処置を。
- ごはんの与える回数を細かく分ける等の予防をする。
子犬の低血糖症を予防していたとしても、低血糖症にならないとは限りません。
ですが、子犬の低血糖症のことを知っていることで、いざという時に適切な対応が出来ます。
早期発見、早期治療がとても大切です。
こんな話聞くと、なんだか早くも心配になってきたよ。
そうだよね。
でも、きちんとした対応ができれば大丈夫!
とにかく焦らないことだよ!
うん、ありがと!
我が家の話
我が家にはチワワ(オス)がいます。
飼い始めた時、生まれて3ヶ月頃でした。
幸い、低血糖症と思われるような症状はなく、すくすくと育ってくれていて日々ありがたいなぁと感じる毎日です。
はじめて子犬を飼い始めた方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。