子犬お迎え当日から1週間の過ごし方

初めての環境は、誰でも緊張したり、不安になったりします。

それはワンちゃんにとっても同じです。

• 抱っこしたい
• いっぱい遊びたい
• ずっと眺めていたい

と思うかもしれませんが、それらの行為が体調を崩す原因になりかねません。

ニューオーナーシンドロームとは

飼い主が新たに変わり、環境の変化に対応できずワンちゃんが体調不良となることがあります。

これを”ニューオーナーシンドローム”と言います。

お家に来て、最初の2〜3日に体調不良になりやすい傾向にあるようです。

ニューオーナーシンドロームの症状

主な症状は下記の3つです。

• 下痢
• 嘔吐
• 食欲不振

食欲があったとしても、その後嘔吐をして、元気がないかもしれないと感じたら、なるべく早く動物病院を受診してください。

睡眠時間について

生後2ヶ月のワンちゃんは1日に17〜20時間も寝ると言われています。（子犬によって差はありますが。）

はじめてお家に迎え入れた当日は特にとても疲れています。

飼い主さんは、ワンちゃんと遊びたい気持ちをぐっとガマンしてそっと見守る気持ちが大切です。

一緒に遊んでいるとワンちゃんも喜んでいるからいいよね？

と思いがちですが、子犬は自分の体力をオーバーしても遊び続けてしまいます。

お家に来てから1週間ほどはサークル内で過ごさせてください。

徐々にお家の環境に慣れてきたら少しずつ一緒にふれあう時間を作っていきましょう。

最初のうちは10分遊んだら2時間休憩するくらいがちょうど良いでしょう。

体温調節について

ワンちゃんは体温調節が苦手です。

快適に過ごせるよう、室温、湿度には気をつけましょう。

適正室温

夏季の適正室温：24〜26度

[alert title=”注意”]夏は熱中症、脱水症状に注意しましょう。[/alert]

直射日光が直接当たらないようにしましょう。

対策：エアコン、犬用クールマットなど

冬季の適正室温：20〜23度

[alert title=”注意”]冬は風邪、体調不良に注意しましょう。[/alert]

対策：エアコン、犬用ペットヒーターなど

適正湿度

45〜60%を目安にすると良いでしょう。

同じ温度でも湿度が高いと暑く感じ、低いと寒く感じます。また、夏と冬は以下の危険があるので注意が必要です。

夏は除湿機、冬は加湿器を使用する等して、快適な湿度を心がけましょう。

サークルの設置場所

サークルの設置場所には注意が必要です。

お迎え当日から1週間の過ごし方まとめ

以上のことに注意しつつ、何か少しでも異変を感じたらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

動物病院へ行くことも想定しつつ、この1週間は飼い主さんの予定もできる限りフリーにしておくことが望ましいです。

私がチワワをはじめてお家へ迎え入れた時の話

ご飯を食べてから嘔吐が2回ほどありました。

かなり心配しましたが、嘔吐後も元気な様子で大事には至らずでした。

そのほか体調不良とみられる症状はなく、家族全員ホッとしていたのを思い出します。

お家へ来てからの1週間はとてもウズウズしていました。

抱っこしたり、一緒に遊んだりしたくてたまらなかったですから(^^;

でもあの時のガマンがあって、すんなりとお家の環境に慣れてくれたんじゃないかなと思っています。

これからワンちゃんとの新生活をはじめる方に、少しでも参考になれば幸いです。